レファ協url | https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000090863 |
番号 | 2011044 | 事例作成日 | 2011年09月07日 |
調査種別 | 事実調査 利用案内 | 質問者区分 | 教員 |
質問 | 過去に発表した学術論文の、被引用件数の「年度内合計数」が知りたい。特に国内雑誌での引用がわからない。 |
回答 | 外国雑誌の場合はScopusから検索する。
国内雑誌はCiNiiまたはGoogle Scholarを利用するとよい。 |
回答プロセス | - 外国雑誌は、Scopusの「Author search」に名前を入れて検索する。該当する著者名をクリック、「Research」の項目中の「Citations」の右に出ている「View citation overview」をクリック。年別の合計がTOTALの欄に出ている。
自己引用件数を除く数を出す場合は「Self citations of all authors」にチェックを入れ、「update overview」をクリックする。
ただし年度ごとには出ないため、2年分を選択して4月~3月まで数えるしかない。
- 国内雑誌はCiNiiの論文検索で著者名を入力して検索する。
同名の著者が多い場合は、該当の著者名であるものをチェックボックスで選ぶ。(移動があった場合は前任校も含めることを忘れずに)
「詳細を一括表示」を選んでから実行、論文一覧が表示されたら、ドロップダウンリストから「被引用件数降順」を選ぶ。
「被引用文献」と表示があるもののみチェックボックスにチェックを入れ、「詳細を一括表示」すると、チェックを入た分だけの画面で被引用文献が表示される。
掲載雑誌名の行に出版年が表示されているので、年度内の出版年のものを選び、何件あったか数える。最後に合計する。
※2019年追記:
《外国雑誌について》
Scopus最新版では、
- 著者検索で、姓・名・所属機関を入れ、完全一致のみにチェックして検索。
- 結果画面から、著者名をクリックすると詳細が見られ、そこに被引用件数がある。
- 「引用分析」の画面に行くと、被引用数や被引用文献の一覧などを詳しくみられる。自己引用件数などもここで除くことができる。ただし、年度ごとではないので、合計しなければいけない。
《国内雑誌について》
- CiNiiでは、TOPの「著者検索」から氏名を入れ、該当者の論文一覧のページへ行き、ドロップダウンから「被引用件数:多い順」にして「表示」すると、被引用件数の多い順に並ぶが、こちらを年度ごとに設定する項目はないので、Google Scholarで調べるほうが良いかもしれない。
- Google Scholarでは、著者名を入れ検索。同姓同名が多い場合は所属大学等のキィワードを増やし、検索結果画面の左側から期間を指定する。論文名の「引用元」の後ろの数が、被引用件数となる。こちらも年度ごとではないので、合計は必要である。
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備考 | 後日、Google scholor の Cited by(引用元)も引用文献の追跡を行うことができることが分かった。
ScopusやCinii、Google scholorの違いを知って、引用文献の検索を行うことは必要である。 |